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「みんなでタイルアートをつくろう」9.22/23活動レポート
Category: FEATURE news みんなでタイルでモザイクアートをつくろう ボランティア活動 藤井華丸 2012.09.23

2012年8月26日に石巻にておこなってまいりましたアート・ワークショップの活動レポートをとりまとめました。5回に渡り継続的に開催してきたワークショップもついにフィナーレ。企画当初からご協力をいただいておりますINAXタイルショップ深大寺さん・名古屋モザイク工業さん。タイル・材料の無償提供に加え、現地での作業に職人さんふくめ多数のスタッフ様でかけつけてくださいました。本当にありがとうございます。また、石巻の造形教室「アートらんど」・菅原先生にもなみなみならぬご尽力をいただきました。厚く御礼申し上げます。


出発前に道路使用許可、社会福祉協議会の行事保険にもはいり、万全の体制でのぞみました。同じようなワークショップを企画されている方の今後の活動の参考になればと想いリンクをはっておきます。・道路使用許可の取り方(リンク)・社会福祉協議会、行事保険について(リンク

2012年9月22日(土曜日)

いままで制作をすすめてきた集会所を離れ、実際の施工現場でのワークショップです。午前中にスタッフが現場付近を養生し、壁を荒削りしました。ペンキをはがしてセメントの食いつきをよくするためです。ならべたタイルをのり付きの専用用紙でブロックごとにおいておきます。こどもたちは順番にしたがってタイルをはっていきます。

子供達が参加、下地に塗ったボンドの上に、タイルをブロックごとにはっていきます。写真右側は午前中にサンダーでけずった部分、薄黄色のペースト状が壁とタイルをくっつけるセメント、左側はブロックごとにわけられたタイルをはったところです。こども達がそっせんしてタイルをはこび、一生懸命にはってくれている様子がとてもほほえましかったです。「提供する側」と「うける側」の垣根をこえて「一緒に”ひとりではなしとげられない”大きな作品をつくる」。コンセプトは達成感の共有。おとなも子供も、笑顔で作品をつくっていきます。

2012年9月23日(日曜日)

午前中はもったものの、午後からはあいにくの雨。降ったりやんだりでしたが、だんだん強まる雨に中止の判断をしました。何ヶ月もかけて子供達とつくって来たタイルアート。完成の瞬間を子供達と分かち合いたかったのですが、雨でびしょ濡れで風邪をひいては。。。ましてやおもわぬ事故やケガにつながらないともかぎりません。

とはいえ、セメントにはったタイルをこのまま放置して帰るわけにもいきません。やむなく参加スタッフで完成させることにしました。

Facebook内写真アルバム
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昨日、壁にセメントで固定したタイル。表面にはのりがついた紙がありますので、まずはこれをはがします。タイルがはずれないように強めに固定したのでノリがのこってたいへん。しっかりふきとります。だんだんとタイルがあらわになってきます。

表面を覆う紙がすっかりとれたところでスタッフから拍手。子供達が描いた絵が、みんなで埋めたタイルがお目見えです。そして、つぎはタイルの間に目地をうめていきます。タイルとタイルの間には隙間があいていますのでしっかり入り込むようにちからをこめて押し込みます。かんたんにみえて技術を必要とするこの作業。タイル職人伊藤さん、しずかさんの指導のもとに参加者全員で目地詰めをすすめます。すきまがうまったら表面に付着している目地剤をかたくしぼったスポンジでふきとります。

 

約二時間をかけて完成!だれひとりがかけてもなしえなかったタイルアート作品。これからは道行く人たちに笑顔のプレゼントをしてくれることでしょう!!

 

施工当日、タイルアートの作業現場の向かいでは2階建てのアパートを建設中でした。現場監督さんが「このまま東京に帰るんじゃ不安だろう。こちらの現場にロープやいらない木材がある。ブルーシートが風でめくれないようにしよう。乾いてないタイルがぬれては大変だ。」と言ってできたてのタイルアートを養生してくれたのでした。「私たちはまだしばらくここで工事をしている。雨が上がったらブルーシートをはがして片付けておくから安心して東京にかえりなさい」とおっしゃっていただき、胸があつくなりました。お話をうかがうと、建築関係から離職する方も多く、人材不足が深刻な状況との事。復興がすすむ中、建設現場では県外からの職人が作業をするためコスト的にもきびしいそうです。そんな大変な時期に心砕いてくださって本当に感謝しております。

僕らが東京にかえった後に、石巻の菅原先生から「タイルアートを見た地元の方から、こんな声をいただきました」とメールをいただきました。

おばあちゃんが出てきてくださって「いつシートが取れるのか待ってたんだよ。これから毎日見るからね」って楽しそうに見てくださいました/お隣の中華屋さんのおじいちゃんが来て「これきれいだね~ きれいだね~ ほんときれいだよ」と言ってくださいました/(施工現場のとなりにある)保健センターの看護学生さんたちがたくさん囲んでくださって「かわいい~~」「いやされるぅ~」「まいにちみれるぅ~」って大騒ぎでした

かほく新報さんが取材にきてくださいまして、掲載いただきました。雨の中の取材、ありがとうございました。


約半年間に渡るワークショップ、皆様のおかげをもちまして無事に終了いたしました。参加してくださったみなさま、応援してくださった皆様に心より御礼申し上げます。数年後、参加してくれたこども達がとおりがかったときに、みんなですこしづつ作り上げたこと、たくさんの出会いがあったことを、思い出して戴ければと思います。

宮城県にお越しの際は、ぜひ石巻におたちよりください。駅からすぐそばの「鋳銭場(いせんば)」にて、子供達の笑顔があなたをおまちしております。