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被災地を伝えるチャリティー出前講座
Category: FEATURE チャリティ ボランティア活動 2011.07.14


前回大槌町での活動をご報告させていただきました。何かしたいという気持ちがあっても、実際に現地に赴くことができない方がほとんどでしょうから、被災地の様子をお伝えすることは、行った者の一つの使命のように感じます。そのため、被災地の様子や権利擁護についてお話しする出前講座をチャリティーで始めました。謝金礼金は必要経費を除き、この活動のきっかけとなった大槌町に義援金として募金します。

先日は福岡県福津市の津屋崎中学校の人権学習の時間をいただき、「東日本大震災 被災地支援活動を通して~ボランタリズムと人権~」というタイトルで3学年の生徒さんにお話をしてきました。
内容は、ボランティアとは何か?基本的人権(自由権と平等権)と被災地の権利擁護、被災地報告、中学生にできる支援についてです。

能動的に考えて行動することはボランティアなのだということをお話ししました。





一枚の写真からなにが起きたのかを想像してもらいました。


最後に、大槌町で唯一「普通に」営業中の店であるローソンで、3歳くらいの女の子が一生懸命「うまい棒」を選んでいたエピソードをもとに、10円の義援金募金に意味があるか?ということを生徒さんに考えていただきました。

10円で女の子が「うまい棒を選ぶ」という自由権を保障することができます。


福岡の子どもと同じように自分の好きなうまい棒を買えるという平等権も保障しています。

「10円はどんな権利を保障していると思う?」という私の問いかけに、生徒さんたちは「自由権」「平等権」と口々に答えてくれ、生徒さんたちの聡明さが嬉しくなりました。

津屋崎は大槌町と同じ漁港の町で、生徒さんたちも被災地の様子が想像しやすいようでした。特に自分たちと同じ中学生が未だに避難所や仮設住宅で不自由に暮らしていることに心を痛めていました。そして、自分たちにできることを能動的に考えるというボランタリズムで行動することを約束してくれました。

最後に生徒さんの作文を2点ご紹介しましょう。
「私は被災地の人々にできることはなになのか、今までは考えるだけで行動に移そうとはしなかったけれど、今日のお話を聞いて、東北の人たちの自由や平等をすこしでも護れたらいいなと思ったので、ボランティアやチャリティーに参加したいです。私たち1人1人には、小さな力しかないけれど、その1人1人が行動すれば、大きな力となって、みんなが平等になれると私は思います。
権利というのはみんなにあるものだから、それが護られないというのはとても恐ろしいことだと思います。私たちの思う「普通」の生活が送れていないなんて、私だったら耐えられないです。
私たちにできることは少ないと思うけれど、募金をすることだってできるし、元気でいることもできるし、東北の人たちのことを考えることもできます。現実はとても厳しいし、気持ちだけではどうにもならない問題はたくさんあると思うけれど、できることから確実にやっていきたいと思います。
お話はとても衝撃を受けました。しかし、被災地の現実、そして被災した人々のことを考える機会ができて、本当によかったと思います」
「今日、先生の話を聞いて、今までニュースなどで聞いたこと以外の被災地の状況を知ることができました。またボランティア活動の原則など細かいことまで知ることができました。
ただ募金をするのではなく、義援金なのか支援金なのか考えたり、本当に必要なものを考えたりすることが大事なんだとわかりました。
先生の話の中でローソンの話が出てきて、あんなふうに先に先にって感じで、みんなをひっぱっていくような店とかが、1つあるだけでも復興への道のりが(少しかもしれないけど)早くなるのかなと思いました。
これからも震災についてのニュースがあると思うんですけど、そのニュースで流れた情報とかを正しく知ることが大事だと感じました。
被災地が元の状態に完璧に戻るのは、きっとまだ先だと思うので、それが1日でも早くなるように、私たちにできることを考えて、それを行動に移して行けたらなと思います」

実は、被災地での活動中より帰ってきてからの方が心の調子が悪くなりました。被災地では復興に向けて一丸となっていて、一緒に活動することができました。しかし、その気持ちを抱えて福岡に戻ると、平和な中で一人被災地の辛さを抱えているような錯覚に陥りました。しかし、ONE HEART JAPANさんでご報告させていただいたこと、津屋崎中学校の生徒さんたちが受け止めてくれたことで、乖離していると感じた被災地との距離が少し縮まったような気がし、落ち着くことができました。次の活動のエネルギーをためるためにも、この活動を続けるつもりです。

参考URL:

オフィスぷらんぷらん 東日本大震災チャリティー出前講座